<続>宿題をやりなさい!とは言わない理由

とうじん
前回、宿題の話なんかをしていて思ったのですが、心のどこかで”子どもがついて行けなくなって不登校とかになったらどうしよう”とか思って、周りについていけるように注意しちゃってたんだなと感じました。(前回のブログ)
けいこ

そんな風に思ってたんだ!(意外w)

とうじん
やっぱり、心配もしちゃってたんだなと。潤弥さんみたいに「学校行かなきゃ宿題やらなくてもよくなるぞ」とはアドバイスできない気がしますw
山崎潤弥
なるほどね(笑)宿題に関してはさ、法律違反とかではないからさ、どうしてもやりたくないならやらないで良いと思っているだけだよ。

逆に僕は帰って真っ先に宿題を終わらせるタチだったんだよね。

けいこ

へー!意外ですね。それでも子どもがすぐやらないことは気にならないんですね?

山崎潤弥
僕は終わっていないと気になってしまうから、先にやってた。でも子どもは朝に宿題をやる。「宿題を残しても全力で遊べてすごいな。目の前のことに集中する力が強いな」と思っているよ
けいこ

そんな風に思えてすごい!

山崎潤弥
例えば、毎日宿題をやらないで学校に来る子がいたら、集団生活は苦手なのかもしれないけど独創的だなって思うよね。先生に怒られたりしても気にならないのはすごいと思うよ。それぞれ個性だからね。ゴミの分別とかのルールは守らないといけないけど、宿題は自分の問題だよね。
とうじん
個性を大事にしたいと思いつつ

まわりについていけなくなることが怖くなってたのかもしれません。

山崎潤弥
いつでも自分の意見を俯瞰して見るといいよ。

 

とうじん
俯瞰して?

 

自分の価値観を俯瞰して見る

僕がいつも大事にしているのは

自分の意見や価値観を常に俯瞰して見るということ。

「本当にそうなのかな?」っていつも意識しているよ。

なぜなら、親と子は育っている時代が違う

親子で30年違ったら、祖父母と孫なら60年くらい違うわけで

その時代の価値観を押し付けるほど恐ろしいことはないと思っているよ。

世の中の背景もツールも全然違うわけだからね。

自分の考えを俯瞰して見ないと恐ろしい教育をしているかもしれないよね。

けいこ

なるほどー確かに!30年前の常識のまま育てたら子どもが可哀想ですよね。

 

山崎潤弥
200年前なら剣持っているのが当たり前だったわけで、ほら、時代が違うと全然違うよね?
とうじん

現代には不要な価値観もたくさんあったりするのか…。

山崎潤弥
もっと言うとね、例えば不登校になった時、自分がどういう対応をするか決めてあるから怖くないんだよね。

とうじん
どんな風に決めてあるんですか?
山崎潤弥

僕の知り合いにいろんなことしている人がいるから、興味のあるところに行かせたり

けいこ

なるほどー

山崎潤弥

もっというと、子どもがどうにかなったら、自分が面倒みるって決めてるだけだよ。

 

 

子ども自身をみる

長男を出産するときにね、逆子が治らなくてね。

奥さんは障害を持っていたらどうしようとか

五体満足じゃなかったらどうしようとか色々不安を膨らませていることがあったんだよね。

そのとき僕は「いいよ」と言ったんだけど

何が「いいよ」なのかというとね

例えば、生まれつき障害があるのか

小学校になって事故で障害を持つのか

それはいつでもあり得ることで、そうなったからって見捨てないわけじゃん?

自分の子どもなわけだからね。

つまり、どんなことがあっても面倒みると決めているだけなんだよね。

 

けいこ

それ、本当にそうですね。

 

山崎潤弥

例えば子どもが両目見えなくて、「学校に行きたくない」と言ったら無理やり行かせないと思うんだ。

それは”その子自身”を見ているからだよね。

多くの親は”その子自身”じゃなくて、世間や自分の価値観を見ている気がするよ。

とうじん

気をつけないと…

けいこ

つい、そうなりがちですよね。

 

山崎潤弥

親や兄弟も一緒。何かあれば自分がどうにかすると決めてある。

だから不安もないよ。

けいこ

先に決めているから、不安じゃなくなるんですね。

 

山崎潤弥

自分のできることは子どもに教えられるから

自分のできることを増やしていけばいいんじゃない?

 

とうじん

そうか…

 

山崎潤弥

それに、自分の信用できる人が出来ることも

出来ることのひとつだよ。

 

けいこ

というと?

 

山崎潤弥

僕はいつも”学ぶより繋がろう”って言ってるんだよね。

そういうつながりを増やしていけば、もし子どもが不登校になっても

いろんな選択肢を与えられるよね。ひとつやってみてダメだったら

他のことやってみれば良い。そうやって自分の好きなことを見つけていけば良いからね。

”この子は何が得意で、何に興味があるのか”ということしか見ていないよ。

たまたま学校にちゃんと行っているけど、行かなくなっても全く問題ないと思っているよ。

けいこ

なかなか言えないそのセリフ…。

とうじん

でも対策がわかったら、漠然とした不安がなくなった気がします!

 

山崎潤弥

ウンウン。何かをやることを強要するより、

”どうやったら興味をもつのか”と問題を自分に返した方が早いよ。

とうじん

なるほど、、次回そのあたりをもっと詳しく聞かせてください。

山崎潤弥

おっけー!

 

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