人生で一度も就職してないワケ
潤弥さん、前から気になってたことがあるんですが…。
潤弥さんって1度も就職したことないんですよね?
学生の頃にアルバイトはしたことあるけどね。
潤弥さんはサラリーマン家庭で育っているんですよね?
サラリーマン家庭で育ってきたのに、一度も就職しようと思わなかった理由が知りたいです。
それとね、僕は美大卒なんだけど、
美大という特殊な環境で周りに就職活動している人もいなかったな。
環境ってすごい。
”恥ずかしい”という概念が無くなった
美大を目指して、予備校に通いはじめたら
まわりは個性的というか、周囲を気にしない、変わった人たちが多かった。
好きな人が2人できたから二股かけてますと堂々としている人とか
自動販売機の下にお金を落としたからと地べたに寝転んで拾っている人とか、
周りの目を気にしない、自分は自分
”恥ずかしい”という概念が無くなった瞬間だったね。
そんなことも”就職しない”理由になっていると思う。
好きなことで生きている集団の中に入ったのが大きいかな。
潤弥さんは元々は常識的な人だったということ?(失礼)
安定志向だったと思う。しっかり貯金もするタイプだったし。
へー!安定志向だったんですね!?やっぱりその美大の環境に入ったことで色々変わっていたんですか?
やりたいことがなかったから
消去法で決めて行ったら美大になったんだよ。
な、なるほどw
美大に入って何になろうと思っていたんですか?
デザイナーかな。
美大に通っている途中で陶芸家もいいなと思いはじめたりしたよ。
その道を目指さなくなったのはなんでですか?
職業じゃなくて暮らしそのものへの憧れが強かったというのが1番かな。
というと?
生き方そのものに憧れた
そもそも陶芸家志望で美大に入ったんだけどね、
大学はいるのに奨学金借りていたから、陶芸家の弟子入りとかしながら
奨学金を返していくのは正直難しいと気づいたんだよね。
だからデザイナーという仕事も視野に入れた。
デザイナーで食べていくためには途中でデザイン会社の社長になるか
チラシみたいなデザインの仕事も引き受けていくか
そんな未来を聞いた時にどっちもなんか違うなって思ったんだよね。
それで今度は、有名な陶芸家の人にどんどん会いに行ってみたんだ。
その頃からすごい行動力ですね。
それで飯食べている人に話聞くのが1番早いじゃん。どれくらいで食べれるようになったの?とかね。
特殊な業界ですもんね。
そしたらすごい暮らしをしている人たちに出会った。
帯広に1000坪の土地を借りて、ブルドーザーで木を伐採しながら道も作り
その木で台所や寝床もアトリエも作り、そこで芸術活動をしていたりね。
まさに僕の憧れの暮らしなわけだ。
すごい…
僕は大学に入る前から
20代で家を買い
結婚して子どもは2人
収入源は好きなことで
ということを漠然と思っていたんだよね。
キーワードは家族、お天気、縁側みたいな。
すごいリアルに!
色んな陶芸家の人に会って、その暮らしを見て
気づいたことは
デザイナーや陶芸家になりたいんじゃなくて
そんな暮らしそのものに憧れているんだっていうこと。
だからどうしたらそんな暮らしができるか考えようと思ったわけだ。
それに気づいたから就職という選択にならなかったんだよね。
学生でそれに気づいちゃったんですね。(驚)
そう。
そんな暮らしをしている人の中には
年金と退職金で移住してきたという人もいたから
やっぱりそんな選択肢しかないのかと思ったんだけど
ヒョンな出会いで、学生の頃に
”不労所得”の概念を知ることになったからね。
それがあれば、憧れの暮らしは実現できるってわかったんだよね。
それを大学生で…。やっぱりすごい。
だから学生からビジネスに関わって
就職活動の頃には就職が必要ないくらいの収入があったんだよね。
でもその後、紆余曲折で
ビジネスを変えたりしていると思うのですが
ダイレクトセリング、パチプロ、コンサル、塾など
その間にも1度も就職を考えたことはなかったんですか?
1度もなかったね。
それは何でだと思いますか?
最初に関わったビジネスで
お金の稼ぎ方と使い方を覚えてしまったからかな。
え!?それって!?
教えてください。
じゃぁ次回にその辺も話そうかな?
気になる…。