山崎潤弥のどん底〜再起のストーリー「宣言したら人生変わった」
いつも楽しそうでなんでもうまくいっていそうな山崎潤弥。
しかし、今では考えられないくらいのどん底も経験しました。
今回は、山崎潤弥の過去に何が起き、
そこからどのように復活を遂げたのか。
そこに至るまでの思考や行動、
周囲の方々の反応などを記します。
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山崎家同時多発テロ発生
もともとね僕は今のようではなくって、安定志向だしケチだし、劣等感、コンプレックスがすごくあって。
男だからね、いい格好したいし稼ぎたい理由っていうのも、すごいと思われたいとかね。
お金があれば安定するし安心だと思ってたから一生懸命いろんな仕事をやってきた。
だけど、2006年に当時やっていた仕事が自分の努力とは関係なく法律の改正で継続が難しくなった。
これはイカンということで投資事業を始めたらリーマンショックで全部お金が飛んで、
これはイカンと思ってそれを回収しようと思ってやった事業がこけて、
こりゃイカンと思って友達からこんな仕事あるから一緒にやろうやって言われた仕事が今度は詐欺で。
金だけ飛んでって、メンタルが焦ってるから正常な判断ができないんだよね。
そんな時に次男坊が生まれて、弟がネフローゼっていう膠原病になって、妹が当時ニューヨークに住んでいたんだけれども妹も日本に帰らざるを得ないような大変な事態が起こって。
その時に「俺特に何も悪いことしてないのに何でこんな事ばっか起こるのかな」と思ってたんだよね。
これが2006年から2011年ぐらいまで続いたかな。
「どっちでもいい」ならやりたいことをやろうと決めた訳
その期間ジタバタしてるの。やりたいこととかね、自分はこれをやるべきっていうようなものがパッと見つかったわけではなくて。
あれもやってこれもやってあれもダメこれもダメで全部しっくり来なくて。
いっぱいやったよ。金もいっぱい使ったし。
でもお金を使えばお金が出て行く。
家でじっとしてればお金は出て行かないけども未来が見えない。
だから無駄な抵抗だけどね、ビールを発泡酒に変えたり。
何千円のことなんだけどマインドが落ち込んでるからお金を使いたくないんだよね。
まあ何してもダメな時にある方のセミナーに行って質問したの。
「人生は何が起こるかわからないからやりたいことやった方がいいのかそれともちゃんと収入源を複数持ってポートフォリオを組んで収入源をいくつかリスクヘッジした方がいいのかどっちなんですかね」と。
結構高額なお金を払ってセミナーに行ったんだけど、そうしたらその人の答えは
「どっちでもいいです」って言われたの。
でもその後に、
「どっちにしても不安ってなくなりませんがね」
ってポロっと言ったの。
だから今思えば不安解消のために僕って動いてたんだなぁと思って。
年収が五百万だろうが一千万だろうが、三千万だろうが結局いくらあっても不安ってなくならないじゃないですか。
お金持ちだってやっぱり今の収入を守りたいと思ってるはずだし、もっとお金持ちはこどもに事業を継承したいと思ってるし。
だったらもう人生って自分でコントロールできることとできないことがあるんだから後悔しない意思決定しようと。
だからその時に僕は意思決定の基準を安定するかどうかとか、不安解消になるかどうかという意思決定ではなくて、後悔しないかどうかとかワクワクするかどうかで選ぼうとパチッと決めた。
その基準が自分の内側にできたから。
ワクワクに従って生きようと決めたらどうなった?
結論から言うとさあ儲かる話が一切来なくなったんだよね。
儲けたいと思ってる時は無意識に自分が儲かるところに寄って行くよね。
だけど自分はワクワクするかどうかで決めようと思ったら儲かる話がやって来ないからみるみる売り上げが下がっていって。
不安しかないよ。
だけど心は楽になったよね。
だって人生って30年後に死ぬのか明日死ぬのかもわからんわけだからさ。
極めつけは東日本大震災が起きて、あれを見たときにあれって悪いことしてる人が流されてる訳じゃなくて明日結婚式だよっていう人も流されちゃったわけだよね。
それを見た時に人生っていうのはとても不条理だなという風に感じてだったらねやりたいことを先に送って今我慢するという生き方ではなくて今この瞬間を充実させる生き方にしていこうという風に。
だから逆に言ったらやりたいことを先に送るっていうのはつまり今我慢しないってことじゃなくてやりたいことのために我慢して死ぬのはいいじゃんそれは。
だから安定するために自分のエネルギーを使うんじゃなくて。
別に決して怠惰に生きるっていう事を言ってるわけじゃなくって俺って一体何がやりたかったのかなって考えた時にすべての答えはテレビの中にあって。
昔「なるほど・ザ・ワールド」っていうね、今で言う「世界ふしぎ発見」だよね。
世界中を紹介して周るこどもの頃にあれを見ててね、ピラミッドの中を探索するミステリーツアーとかあるじゃん。
あれ見て俺も大人になったら行きたいなと思ってたけどふとね、自分の周りの人達見た時に大人になったら子育てが始まって、子育てが終わったら親の介護がはじまって、終わる頃には自分も介護される側じゃんか。
そういう人生ではなくてもう今すぐ行こうということで、計画を立てたというよりは「2012年に世界一周」とこれだけ決めたの。
「心」と向き合ってやりたいことをやる
たったそれだけのこと。
そしたら周りの人がね、「世界一周行く山崎さんです」と急に紹介のされ方が変わったんだよね。
あとは引き寄せの法則ってみんなよく言わん?
俺はアホかと思ってたけどね笑
だけどね、世界一周に行くって決めたらね、たまたま行ったランチ会で僕の隣に座ってた男の子、初めて会ったんだけどその子が
「高橋歩さん知ってますか」って
「知らん」って言って。
講演会を僕主催するので来ませんかって。
それで行ったのね。
そうしたら世界一周した人の講演だったの。
僕は憧れて行ったんじゃないの。
知らなくて行ったの。
当然世界一周行くなんてその男の子にも言ってないんだよ。
一緒に世界一周に行った「ノビー」っているんだけども、彼はとっても優秀でカナダの材木系の商社で副社長までやってた人がいるんだ。
今ビジネスも一緒にやってるんだけど、ノビーが急にねセミナー会場で
「潤弥一緒に世界一周行かへんか?」って言ってきたの。
ノビーにも言ってないんだよ。
だからさ、
「あ、引き寄せってこういうなの」とスピリチュアルじゃなくって本当に思った。
それから名刺を作ってね、今までは有限会社JYクリエイト代表取締役で、取扱商品サービスっていう名称捨てて、
2012年世界一周予定山崎潤弥、「facebookはこちら」
これだけ。
そうしたら今までだったらどんな仕事やってるんですかとか、一緒に商売やりませんかとか、儲かる話とか飲みの席であったのが「へー僕も行きたいんですよ」とか「私インド3年間ふらふらしてました」って言うアホばかり寄ってくるようになって。
極め付けはさ、商売やってると優劣の差ってのが売り上げで経営者としての優劣とか、乗ってる車とかね。
従業員数ですごい社長って言われるわけだよね。
だけどちょっとそのレールから横に外れると、やりたいことをやってるゾーンに入るわけだよね。
そうすると学生時代に世界一周行ったよって言う人はいても、結婚してこどもを作った状態で行く人っていないわけだよね。
そうすると年商で10億20億やってる社長が
「山崎さんすごいですね」って。
いやいや全然すごないよ。社長の方がよっぽどすごいよって。
僕はビジネスがうまいこといかんかったから行くんだよって言ってもみんな
「そんなことない山崎さんすごい」って。
そっから不思議な体験が始まって。
みんなね「結婚したら我慢するもんだ」とかこどもできたら世界一周なんか行くべきじゃないと思ってるからやりたいことに蓋をして「やるべき」で生きてるから。
だからやっぱり従業員がいるから今やめられないとか、親から受け継いだ会社だから僕がやらないわけにいかないんだとか。
やりたいとかって言う心と向き合ってないんだよね。
人生は諸行無常だから
この世は「諸行無常」だと。
諸行無常って言うのは盛者必衰の理ありっていう一つとしてさ。
絶対とか不変なものはないよってことだよね。
だから努力すれば報われるとか努力しないから報われないっていうことではなくって。
この世は全部、破壊と再生だし輪廻転生だし。
僕のこの肌だって赤ちゃんの頃からの肌ではなくってさ、新しい角質が壊れて落ちて新しい細胞が生まれて来とるんだし。
川の流れだってずっと昔からこの川は変わらないけど、流れてる水は秒ごとに入れ替わってるわけだから。
売上を上げ続けるとかね、売上を安定させるってのは幻想で、変化を受け入れて自分の人生をとうとうとやっぱ波乗りのように生きてく方が豊かだなぁって言うのが感じたことかな。
そういう一連の最悪な出来事は神様がもっと自分らしく生きなさいというメッセージだなと。
今はもうあの出来事に感謝してるけど、あれがなかったら僕はね「もっともっと病」でもっと売上を作ろう、もっといい車に乗りたいとかもっといいスーツ着たいとか。
人の評価の中で自分で舵をとれてなかったかもわかんないね。
今なんて服はワークマンだし、車はハイエースだし、そういうことに意識が行かなくなったよね。
どんだけ自分らしく生きたか、生きてるのかとか。
どんだけみんながそういう生き方になってくのかっていう方が、教えてく方が嬉しいっていうか。
大切なものも変わったし、嬉しいなと思ってることも思うことも変わったし、出会いも変わっていったよ
神様からのメッセージを自分はどう受け取るか
みんな僕のことを華やかで、お金があるから世界一周できたと思ってるけども全く違って。
人生っていうのはとても儚いもんなんだなということに気づいたからないものを不安に感じたりとか幻想を追いかけるのをやめてさ。
今ある現状をすごく楽しんでこうと思ったしやりたいと思ったことを思いを残さないためにやっただけでさ、生き方を変えるために行ったんじゃないんだよ。
しかもただ単に後悔したくなかった。
元々はね、家族みんなで行くつもりやったんだよ僕は。
ピースボートのこと調べて、こどもを連れて行こうと思ったらさ相部屋よりも個室がいいわけじゃん。
ある程度こどもがまだ幼稚園だからメディカルも不安だから病気とかも考えるとさ、4人分の予算が一千万近くすると思ってさ。
とてもその頃の僕は一千万出せんからさ、だからとりあえず先に行こうと思って。
でも唯一かみさんに言われたのは
「こどもの卒園と入学はどうすんの」と言われて。
忘れとったなと思って。
当時は今ほどfacebookとかLINEとかまだスマホが普及してなかったから。
LINEぐらいは出来たからlLINEで動画と写真送ればいいやと思って。
絶対決断した方がいい理由はね、どういうことが起きたかっていうと
「じゃあお前の代わりに俺が行ってやる」って言ってね、
じいちゃんとばあちゃんが伊豆からわざわざ名古屋まで卒園と入学に来てくれた。
決断したら周りは決断に沿って動き出す。
決断しないと「お前何考えとんのや」とかっていう風に要するに辞めさそうとするわけ。
だけど決断してこいつは言うこと聞かないなと思ったらその現場が固定した上で周りが動くから。
僕の父親からしてみたら潤弥が行くんだったら俺が行ってやると。
そういうふうにやってくれたんだよね。
全て身の回りで起こる現象は全て自分の決断次第で全ての景色は自分の決断が変えていくから。
よく言われるのはね奥さんが素晴らしいねって。
僕も奥さん素晴らしいと思うし奥さんのお陰で行けたと思うんだけど、じゃあね奥さんがそうじゃなかったら僕世界一周行ってないと思うかっていう話なんだよ。
行ってるの。結論から言うと。
だからもし自分が奥さんが物分りが悪いからできないと思ってたら大間違い。
あなたが決断してないから奥さんがそのように動かないだけなの。
だから嫁さんとかこどもとか旦那とか親のせいにしてる人はかっこ悪いよ。
自分の決断次第で周りはみんな味方になっていくし反対してる人たちが一番応援してくれるよ。
神様って本当にこいつは決意を持ってやるかどうかをやめとけっていう言葉で試練を与えてるわけだよね。
それでもやりたいってことはこいつ本当にやりたいんだなって、そうしたら次、第二関門に行ってまたもう一人違う神様がチェックするわけでしょ。
いいじゃんいいじゃんやんなよって言って、失敗したらお母さんがやんなよって言ったからって言い訳が出てこない?
違うんだって。父親とか母親とか嫁さんとか旦那っていう試練の扉って全部神様が親の姿を借りて反対してるだけで。
だから僕は嫁さんとか妻って言わずに「かみさん」って言ってる。
かみさんの語源って神様らしいんだわ。
だから僕はカミさんのことを自分の嫁だとか奥さんって思ったら腹が立ってくるけど、神様って思ったら全部そういう俺のやることなすこと反対ばっかりするかみさんが僕を成長させてくれてるんだよ。
投資事業をやって、3億6000万飛んだのかな、お客さんのお金も含めて。
そん時にかみさんはちょうどこども生まれて実家に帰省してたんだよね。
帰った時にどうしよう本当にどうしようと思って甘えたかったから、かみさんにちょっと甘えたんだ。
「大丈夫だよ」って「私がついてるなんとかなるよ」って言葉を求めたの。
そういう言葉をかけて欲しくて甘えたわけ。
そうしたら
「もう眠たいから寝かしてくれ」と
「どうせお父さん何とかするんだろ」って言われたの
それを聞いて、俺もうこいつに甘えても無駄だなと思った。
結局自分で何とかするしかないと思うじゃん。
すげーこいつ肝が据わっとるなと思って。
こどもが生まれたばっかだから乳はやらないかんわ夜泣きはするわさ。
そんな時に俺まで泣きついてこられてもな。
だけど立派だなと思うの
「どうすんのそんなこと」ともなんとも言わんかったよね。
相手にしてくれんかったよ、だからしょうがないから自分でも考えなしゃあないなと思って。
まあまあな生活費は入れとったんだわ。
俺としたらこんなに生活費入れてやってるぜぐらいの感じやん。
だけど金ないからさ、一旦下げさせてって言ったの。
そうしたら「しょうがないよね」って言ってくれると思ってたの。
だけどねかみさんはね
「あんなに偉そうにしてたのに下げるんだ」
って言ってきたんよ俺もプッチン切れて。
専業主婦だよ。
なんじゃこいつと思ったけどないものは払えないじゃん。
でもねとは言えそれでも普通の家庭よりは払ってたはずなんだって。
お父さん立派だねお父さんのおかげだよって言われとったら天狗になっとっとった。
文句は言わないけどもいちいち俺の想定する答えと違うことばっかり返ってくるからそれでイラついても仕方ないじゃんか結局。
自分が今置かれてる状況が過酷で苦しければ苦しいほど自分には成長の余地がたくさんあるってことだよね。