【価値の見つけ方】

Mika:価値で考えるのが大事だとわかりましたが、
そもそも自分の価値って何なんだろう？
どうやったら見つかるの？

どうして自分の価値を知りたくなるの？

価値って知りたいよね？
そう考えてしまうのは、僕も結構わかるよ。
僕も昔自分の価値って何だろうっていう状態だった。
自分に自信がない。
だから自分の価値って何だろうとか知りたいし、
僕のやっている「価値育塾」にも
自分の価値って何ってことが知りたくて、
入塾してくれる人も結構いたりするんですよ。
自分に自信がないっていう人はより一層、
「自分の価値を知りたい！」って思う場合は多いよね。
それが自分の承認欲求を満たしてくれるからね。
じゃあ、何が価値になるのかを考える必要があるよね。

そもそも「価値」って？

僕は、価値って相対的なんで、単体で価値はないと思ってる。
価値は「人を幸せにすること」なんだよね。
だから、例えば、
「アイスクリームは冷たい」よね。

「冷たい」っていうのは価値でも何でもなくてただの特徴。
じゃあ、アイスクリームの価値は何でしょうか？
「冷たいことは誰を幸せにするの？」
ってことだよね。

価値は人を幸せにすることって定義しているわけだから。
例えば、夏、暑くて喉が乾いている人を幸せにするとか。
でも逆に考えたら、
めっちゃ寒いところでアイスクリームどう？って言われたら、
「いや、いらんし」って感じだから、
「冷たい」ってことは別に価値ではないよね。
ただの特徴だよね。
だから、みんな背が高いとか冷たいとか、
頭がいいとかっていうのは価値じゃなくてただの特徴。
小学校とかでいうと、ある子が頭がいいけど足が遅いとする。
「足が遅い」というのは短所なのか？っていうとそうでもなくて、
足が遅いっていうのは特徴だから、
「足が遅い」のは誰かを幸せにすることがあるのだろうか？
と考えてみる。
足が遅いのは逆にいうと、
足が速い人に優越感を与えるっていう価値になるよね。
それに、足が遅いことによって自分が何か嫌な思いをしたことがある人は、
足が遅い人の気持ちがわかるっていう価値があったりとか。

価値の見つけ方

価値は「誰を幸せにするか？」ってことだから、
自分の価値を見つけたかったら、
『人と関わること』
だよね。
だって、自分単体で価値にはならないから。
誰かを幸せにして初めて価値だから。
誰かを助けていたり、誰かから何かを頼まれていることは
価値があるから頼まれているんだよね。
よく頼まれることの中に自分の価値があったりすると思うよ。

Mika：もし、あまり頼まれごとをした覚えがないな思った時に、
どんな人と関わって行くといいですか？
世の中、自分の価値を探したくて思い出しても、
頼まれた記憶がなくて、
「ああ自分なんて自分なんて…」って言ってる人も多いと思うのです。

頼まれたことを書き出せば『価値』はわかる！

頼まれてないなんてことはないと思うよ。
頼まれてないと思っているだけで、
「人と会っている」と事実があるなら、
価値がないなんてことはないと思うよ。
気づいてないだけだよね。
でも「自分なんてどうせ…」って思ってるんだったら、
過去にどんな依頼が多かったかっていうのを書き出してみる。
過去にね！
どんなことをよく頼まれていたとか、
どんな人から頼まれていたとかっていうのを
書き出して見たらいいんじゃないかな。

自分の価値を知るための過去っていつ？

そんなんいくらでもいいよ。
小学校の時にはこんなことをよく頼まれとったとか、
中学校はこうだったとか、最近はこうだなとか。
まずは1回書いてみる。
そんな難しいことを考えずに書き出して見る。
そうしたら傾向が見えてくる。
とにかく書き出して行けばいいんちゃうかな？
学級委員をやってってよく頼まれたとか、
飼育係ばっかりやらされとったとか。
じゃあ何で頼まれたのかなってその理由があるよね？
すごく優しいから飼育係ばかり頼まれてたとか場合もあるし、
その場合は「優しい」ってことが評価されてたことになるよね？
逆に言ったら「頼みやすいから」っていうんだったら、
「頼みやすい」ってことが評価されてたんだよね。
だからそれが「価値」なんだよね、「頼みやすい」って。

「頼みやすい」ってどういう人に価値があるかって、
「自分の意見をはっきり言えない人」
にとって価値があって、その人の価値になるんじゃないの？

「頼みやすい人」に頼みにくる人はどういう人かって言ったら、
「頼みにくい人」が頼みにくるんだよね。
例えば、自分の意見をはっきり言える人だったら、
頼みにくいって考え方がないから、あの人に言いにくいとかないよね。
「いや、僕言ってきますわ」とか言って。
自分の意見をはっきり言えなかったりとか、
頼みごとが苦手な人にとって価値があるんだよね。
だから別に単体じゃなくて、
「どういう人に？」ってことが価値になるんだから、
ざっと挙げて見たらいいんじゃないかな。
どういう人から頼まれていたのか、どんな頼まれごとが多いかとか。